《海底2万マイル》の航“読”記
この日の午後8時頃。北緯31度15分、西経136度42分でエイブラハム・リンカーン号乗り組みの銛打ち、ネッド親方が怪鯨を発見します。ああ、あの電気性の輝きを見よ!
この時点でそりゃどう考えても鯨じゃないでしょう?という感想は後でとってつけた言い草で、本当にここからの一気の展開は例の噴気でエ号の艦上のものが吹きさらわれるまで続きます。本当に一気。
いよいよ、追撃戦の始まりか!と思ったら、ここではファラガット艦長は触接を保ちつつ夜明けを待ちます。この判断は大変に冷静。
しかし、触接を保っている間に怪鯨は驚くべき運動能力も明らかになります。なにしろエ号よりも早い速度で泳ぐ鯨なんですから。エ号にしてみれば別の意味で忍の一文字ですね。