《海底2万マイル》の航“読”記
この日、ファラガット艦長が3日後に怪獣捜索を打ち切り、帰還の途につくことを決意します。
よくもまあ、我慢したというか。先行きのはっきりしないミッションはやってて、かなりしんどいものですから(実感)。
ファラガット艦長にはどんな命令が出ていたのでしょうか?
とくに帰還時期についてはどうなっていたのかが興味のあるところです。
たとえば「帰還時期は艦長の判断に一任する」という終了条件だったとしたら、頭にいい人の出した命令とはいえません。なぜなら「命令に従って帰還した」のであれば空手で帰るのことは恥ではありませんが、努力を怠ったということになれば軍人として恥になります。結果や効果の出ていない業務やプロジェクトをプロジェクト内部の人がやめるのはとても難しいことだからです。概してズルズル引きずることになります。
現実の業務やプロジェクトもそうなんですが、ケツ、つまりおしまいにするときのことは結構忘れがちです。
頭のいい命令なら帰還時期を「別名ない限りは、出港後2ヶ月経過した時点で帰還せよ。但し艦長の判断で帰還時期を最大2週間延長することができる」とするんじゃないでしょうか。
もちろん可能性としては「そもそも、ちゃんとした命令が出ていなかった」以外に「ちゃんとした命令が出ていたがファラガット艦長が執念で追い続けていた」
という可能性も否定はできません。そうなっちゃうと、《バウンティ号の反乱》とか別のお話になってしまいます。
とにもかくにもファラガット艦長は3日間の待機の後、捜索を打ち切り帰還の途に就くことを約束します。
期限は5日の正午。