《海底2万マイル》の航“読”記
この日、モントリオール大洋会社のモラビアン号が北緯27度30分西経72度15分の地点で未発見の暗礁に衝突します。幸い大事には至りませんでしたが、竜骨の一部が砕けていました。
さて、ついに物理的な接触になります。古い言葉で言えば“第三種接近遭遇”ってやつだ。
衝突があったのは朝の五時頃ということですから、ノーチラス号は定例の換気のための浮上中だったのかもしれません。
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ノーチラス号がさんざっぱら目撃されていたのが、しばらくナリを潜めていて、こうドカン!ときたわけです。文字通り。
何ゆえにN号は事故を起こすのか。
怪獣映画的には「ゴジラは何ゆえに日本を目指すのか」という問いと同じくらい虚しい問いかけです。
そんなモン、ゴジラをドラマの神様が呼ぶからですよ。ちらちら見え隠れしたほうがサスペンスフルで盛り上がるからですよ。
でも、そういってしまってはミもフタも無いじゃアないですか。
そういうメタな読み方&説明だけで済まして、気が利いていると勘違いしているのは私に言わせればオトナゲないってもんです。
なんとか、なんとか物語の中で合理的でエレガントな回答を捻り出したいと。
そんなふうにかんがえています。