少年少女21世紀のSF 5
畑 正憲 著 金の星社 版
1969年01月 発行 ページ 197P サイズ A5ソフトカバー 819円(780円+税)
ISBN 4-323-00675-6 NDC K913
《海から来たチフス》の児童向けセールス版の《ゼロの怪物ヌル》、です。
ジュプナイル版と言わないのは中身は同じだから。
それにしてもなんかイイ感じの表紙だなぁ。国営放送の“少年ドラマシリーズ”の雰囲気。
肩越しにこっちを見ているのが主人公で語り手のケン少年。中学三年生。ちょっと目ツキ悪いよ。女の子はトモ子ちゃん。この二人は中学三年生と中学二年生なんですが、昔はチューガクセーってのはこんなもんでした。いや、もっとモッサリしていましたっけ。メガネでヒゲはケン少年の父、木谷芳堂。銀色の遊園地の潜水艦みたいなのがグルーブ3号。で、白い人影は、ナイショ。
古めかしいような懐かしいような、でも少年少女冒険SFの絵としては王道というか。
かつての少年少女向けのSFやミステリの挿絵を描く絵描きさんというのは大体決まっていました。たとえばそれは伊勢田邦貴(邦彦)、武部本一郎を双璧にして、石原豪人、柳柊二、梁川剛一、金森達といった方々。名前をになじみがなくても絵を見れば判る人たちばかりです。
《ゼロの怪物ヌル》の表紙絵を描いた依光隆(よりみつ・たかし)さんもその一人です。イマドキは《ペリー・ローダン》シリーズの絵の人なんでしょうが、私にとってはは秋元文庫の表紙の人。ああ、世代格差。
http://www.hnsa.org/ships/benfranklin.htm
http://www.sub-find.com/historical.htm